ブレインフード

ブレインフードとは脳が本来必要とする栄養素を含む食べ物を摂取し、脳のエネルギーを補給し、しっかりと脳を活性化させようという、脳機能改善食品のことです。
人の脳は総重量からするとたったの2%しかないにも関わらず、なんと20%〜30%もの摂取カロリーを消費してしまうのです。ゆえに、脳に必要なエネルギーを補給するということが、健康を維持し、自分の能力を活かす為にとても重要となります。

脳の栄養として代表的なものには以下の4つがあります。

  • ブドウ糖・・・・脳のエネルギー源
  • 不飽和脂肪酸・・情報の伝達に欠かせないシナプスの強化
  • アミノ酸・・・・神経伝達物質の材料となる
  • 抗酸化物質・・・脳細胞の破壊を防ぐ

などが、その栄養素を含むブレインフードとされていますが、明確な定義があるわけではありません。

間違った健康法や偏った健康法は危険

いつの時代にもブームとなっている健康法があります。その中には健康を害した人への病理食から発展したものや、普段以上の力を引き出すためのアスリートに向けて開発されたものなども含まれています。
本当に今の自分に必要な健康法であるのかの見極めをせず、単純にブームにのってしまうことや、生活習慣病などを意識しすぎて過剰に食べ物の摂取を禁止をしてしまうことで、脳への栄養不足を引き起こしてしまう可能性があることも知っておきましょう。先にも述べたように、脳は1日に必要なエネルギーの4分の1近くを必要としています。しかし多くの健康法が、脳への栄養を無視して組み立てられているということは否めない事実なのです。
脳の健康無くして、身体や心の健康は保てないということを知っておきましょう。

脳への栄養を加工食品やサプリメントで補う

天然の食べ物から栄養を補うことが最も自然で、身体にとっても優しいと思われます。しかし残念なことに、土壌や製法の変化により、野菜などの食材に含まれる栄養素は昔に比べ減っているというデータがあります。また、食の欧米化により、日本人が昔は自然に取り入れられていた栄養素を摂取できていないという事実もあります。そのため、カロリー過多の栄養失調になっている人もいます。

カロリーを抑え必要な栄養を補給するには、栄養が添加された加工食品やサプリメントを活用するのも良い方法です。
ただし、加工食品やサプリメントに使用されている栄養は、食品由来ではなくそれに似せて作られた合成物質である場合もありますし、食品由来のものであっても、摂り過ぎることによって過剰反応が起きたり、本来必要な栄養を食事から吸収出来なくなることもあります。自分にとって本当に必要なもの(目的にあったもの)を適量取り入れることが、得たい結果を得るための重要なポイントとなるでしょう。


脳に良いとされる成分として注目されているものをあげてみます。
(※神経伝達物質については脳の役割参照)

  • チロシン
    • 集中力、記憶力アップ、脳疲労回復
    • ドーパミン(神経伝達物質)などの材料
  • Lアルギニン
    • 脳疲労回復
    • 一酸化窒素(神経伝達物質)の材料
  • トリプトファン
    • セロトニン(神経伝達物質)の材料
  • レシチン(ホスファチジルコリン)
    • 集中力、記憶力アップ
    • アセチルコリン(神経伝達物質)の材料、脳神経細胞の主要構成成分
  • GABA
    • 脳内の血流活性、脳細胞の代謝機能の向上
  • セリン(ホスファチジルセリン)
    • 脳の血流を改善
    • 神経細胞膜の材料
  • DHA・EPA(オメガ脂肪酸)
    • 脳疲労回復、脳の発達サポート
  • ロイシン
    • 脳内ストレスを緩和
  • ヒスチジン
    • 脳組織の死滅を抑制

栄養の関所、血液脳関門

仮に自分に必要な栄養が分かり適量を食べたとしても、もう一つ大きな問題があります。それは、脳には食べた栄養が必ずしも届かないということです。
食事で摂った栄養は体内に取り込める形に分解され、血液にのって身体を廻ります。そして、その中の一部が血液と脳の間にある血液脳関門を通過することが許されるのです。そのため、単体の栄養として摂取しても脳には取り込めないものや、条件が揃わなければ通過出来ない栄養もあります。
脳に栄養を届けるのは簡単なことではないのです。